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Half of Bean分室

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ウィンソルゲットねた

CW後、スミソニアン辺りでウロウロしているウィンターソルジャーが捕獲されたら。


・・・・・

管理していたヒドラが消えてウィンターソルジャーは混乱し停止しているところを拘束された。当初は当然厳戒態勢の中で拘束されていたが、指令が切れたせいか人形のように大人しい。
アベンジャーズやその他元シールドや軍隊や警察に囲まれ、尋問されても反応がなかった。ただ、
「お前を知ってる」
とスティーブを見つめてじっとしている。しかし、
「僕だよバッキ―」
と話しかけても反応は鈍い。ただ凝視し続ける。

「now loading が延々と続いている感じだな」
トニーの感想は身も蓋もないが、見ている周囲は否定もできなかった。 

そして何日かたつと他にも異様な点がはっきりしてきた。食べも眠りもしない。部屋に備え付けの椅子にじっと座ったままの姿勢で目だけ時々閉じる。
「なんでだ!?」
とスティーブは不審に思い、かつ心配した。一方メディカルチェックや腕の検査等に立ち会ったバナー達は科学者的に悪気なく発見した事実を興奮して報告する。

「ウィンターソルジャーが暗殺に使われたのはここ50年の間で20回あまりだ」
「どうやら一回の暗殺にかかる日数が大体数日で、その間彼は休憩はしても不眠だったらしい。カンフル剤が大量かつ継続的に投与されていた痕跡がある」
「おそらく食事もなしだ。栄養補給が必要になった場合は高濃度の経口栄養剤で補う。試しに提供してみたらスムーズに摂取した。排泄も最低限になるから効率的だしな」
「そして兵器としてのメンテナンスはされていたようだが、極端に言えば消毒はされても風呂に入ったりはしていない」
「おそらくは洗車の要領だ。なんらかのクリーニングを行うスペースに立って、こう、立っているとシャワーや消毒液で洗浄される」
トニーが両手を広げて立ってみせる。
「さらに、髪の毛なんだがどうも70年のあいだほぼ切っていないらしい。彼が起きていた時間の総計を考えると」
「え」
昔より長いバッキーの髪に目をやる。
「じゃあ」
「冷凍前の訓練期間が不明だから確定ではないが、彼の髪の先の方などは、それこそ君達が別れた時点のままの可能性が高い」
まあ、昔のままといえば全身がそうなんだけどね、というバナー。

「それから彼は短期間の任務のたびに起こされ、終わるとまた冷凍されていた」
先の話をバナーが繰り返すのにスティーブはうなずいてみせる。
「細胞が冷凍と解凍を繰り返すと、どうなるかは分かる?」
「料理はするか?一般的に冷凍した肉は再冷凍するなと言われる。細胞が壊れて味が落ちるんだ。水っぽくなる。私は料理はしないが一般論だ」
聞きながら顔がこわばるのが分かる。
「じゃあ彼の体は」
「正直、あの装置で扱われて、20回ちゃんと蘇生したというのが奇跡だ。血清のなせる業なんだろうけれど」
「だがおそらく少しずつ細胞の劣化は進んでいたはずだ。使えるところまで使う気だったんだろうな」
カメラの映像をみると、部屋の隅で腰を下ろして目を閉じるバッキーの姿がある。
「彼は横になって眠るという習慣がない。ベッドは横にあるというのに」
「軍隊式の固いやつを置いてみたんだがね」

愕然とするスティーブに、興奮のあまり一気にまくし立てた学者二人はやや反省と遅まきながらフォローを始める。
「だがいいニュースもある。再冷凍を繰り返して水っぽくなった細胞は普通ならそのままだが、君たちの例の超人血清は馬鹿みたいな回復力がある。起きている時間が長ければ、新陳代謝をする暇もある」
「彼は複数回、脳に強い電気的なショックを与えられていた形跡があるんだが、それはおそらくは記憶の調整だ。つまり、彼は今の状態からなんらかの記憶は戻る可能性がある」


フォローになっているのか微妙な科学者二人から激励を受けて、スティーブはやや呆然としながらウィンターソルジャーが収容されている部屋に入った。
部屋に足を踏み入れた瞬間、目を閉じていたバッキ―がぱちりと目を開ける。眠気の欠片も感じさせない目だ。
「僕だ、バッキ―」
反応がないと分かっていても、スティーブは名前で呼ぶことを止めなかった。ゆっくり近づくと隣に腰を下ろす。
「ベッドがあるんだ。横になった方がいい」
バッキ―は黙ってスティーブを見つめる。凝視といってもいい視線にスティーブは苦笑した。


・・・・

あ。またネタメモから半端な文になってしまった。
取りあえずここで切る。
無表情コマンド切れウィンソルバッキ―は楽しいなあ。このバッキ―とスティーブの同居話にしたいんだけど、私なら絶対にこんな危険物体外に出さない…困ったのう…

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