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わーん、どこに行くのかラブラブ同居。
思い返せば何か思ってトニーの両親の話持ちだしたんだ。何だっけ。書いてるうちに思いだすかな。これ一区切りつけないとムパラ原稿に集中できーーーん!
そして早速読んでコメントくれた友たちよ、あちこちで死ぬほど読んだであろうパターンをなぞる妄想に付き合ってくれてありがとう。せめて早くラブに行くよ…
バッキ―を連れて基地に戻ると、うんざりしたようなトニーの声に迎えられたが無視した。手錠での拘束など論外だし、第一効果が無い。自分がこうしていた方が何かあったときも即座に押さえられる。
「質問は誰が?」
スティーブが尋ねると中年の職員が進み出た。
バッキーの身柄が拘束されてすぐに調査を担当していた男で、ウィンターソルジャーに対して過剰な関心も嫌悪も見せなかった相手だ。これなら良いだろうとスティーブは頷く。
シャッターをいくつも通りすぎ、地下の部屋へと移動した。シェルタールームも地下にあったが、また構造が違う。基地内の構造はほとんど把握したつもりのスティーブも知らなかったフロアで、バッキ―の逃亡防止とも爆発物への警戒とも考えられた。
拘束具の代わりなので、もちろんスティーブも手を繋いだまま一緒に案内された部屋に入る。部屋はもともと尋問と言うより実験用なのだろう。頑丈な壁で囲まれ、頭より高い位置からガラス越しに見下ろされる構造だった。
『キャプテン?』
「このまま始めてくれ」
怪訝そうな係員の問いかけにキッパリと返す。ここは頑丈な密室だ。いざと言うとき空気を抜くこともできるし、有毒なガスを流し入れることもできる。極論すれば取り調べ側が部屋ごと爆破することも有り得た。自分がいることで少しでも危険な確率を避けたい、とスティーブは考える。
しばらくインターホンでやり取りをしたあと、話がついたらしく取り調べ員がマイクを取った。
『では、始めます』
淡々とした声にスティーブは頷き返す。
頑丈な強化ガラス越しに問いかけが始まった。トニーやナターシャ、バナー達も係員の後ろから室内を見下ろしている。
『ソルジャー、君の今までの任務について聞きたい』
その声に対してバッキ―は反応しなかった。身柄を拘束された後の反応と同じだ。
「バッキ―」
スティーブはそっと声をかけ、手を軽く握る。バッキ―はスティーブを振り返り、じっと顔を見つめた。
「辛いかもしれないけど、教えてくれ。奴らに何をさせられた?」
その目が微かに揺れ、バッキ―の口が小さく動く。
「ミッション・リポートか?」
「うん、そうだ」
頷くとその目からすっと表情が消える。
「報告します」
報告は滑らかなロシア語で始まり、周囲は一瞬息を飲んだ。
続く
バッキ―のこと、ヒドラは何て呼んでたのかなあ。ウィンターソルジャー?兵士?
70年存在しつつ決して名前を呼ばれない男ってのも楽しいけど。あれ、とか彼、とか。