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Half of Bean分室

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ステバキ30日チャレンジ1「手をつなぐ」

お久しぶりに唐突ですが、停滞からのリハビリにお題に挑戦することにしました。本館のSDでもやるので毎日とか無理は言わないんだ僕。広告が消えればいいんだもーん。
短い文で行きます。140文字で書けるといいな。

というわけで「手をつなぐ」

昔、スティーブが路地裏での喧嘩(限りなく一方的に殴られたのだが)の後フラフラしていると、よくバッキ―が手を貸してきた。
「いらない」
と言っても
「まあまあ」
とか適当な返事をして、腕を肩に回させたり、酷いときには手をつないで帰ったこともある(もちろん暗くて人目がないときに限るが)
バッキ―は、
「怪我してるんだから仕方ないだろ」
と兄貴ぶったことを言ったが、スティーブはその度に、
「自分がされてみろ。どんなにみっともないか分かる」
と言い返した。そんな日が来るとは正直思えなかったが。

何十年も経って、あの時歩いた町の住人が誰一人生きていないような今になって、変わり果てた姿になったバッキ―の手を引いてスティーブは歩いていた。

「覚えてるかバッキ―?この街に休暇で来たことがある。ダムダムたちも一緒だった」
「……」
捕獲されたバッキ―の心は未だウィンターソルジャーのままで、スティーブを狙うことはしなくなったものの、からっぽの人形状態だった。
多分、昔の彼ならぎゃあぎゃあ騒いでいやがったであろうこの状態にも、大人しく手を引かれたまま何も言わない。

(ずるいぞお前)
不意に子供じみた不平が口を突きそうになり、スティーブは危うく口をつぐんだ。




・・・・

うーむ、今一つ半端な長さだ。

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